コーヒーをカフェインレスに変えてみた
2017/07/09
コーヒーはアトピーに悪影響?
僕にとっては酒、煙草、コーヒーが3大嗜好品でした。
中でも一番付き合いが長く、欠かさず愛好したのがコーヒーです。
親知らずを抜いたとき、医者に言われたのでさすがに酒は我慢しましたが、その日もコーヒーは飲んでました。
逆に他の飲み物、紅茶とかコーラとかジュースなんかはほとんど口にしません。一貫してコーヒー党です。
だいたい1日に5、6杯は飲んでますね。
特に煙草を止めてからは、唇の寂しさからコーヒーを求めることが多くなりさらに量が増えました。
そんなコーヒーですが、肌荒れやアトピーによくないとされてるそうです。
酒、煙草に続いてコーヒーまで、僕のささやかな喜びを奪い去るつもりか! もういい加減にしてくれ!
まったく、あれがダメこれがダメってうるさいんじゃ!
と叫びたいのが正直なところ。しかしコーヒーってそんなに悪いかなあ…。
長年アトピーと付き合ってる方なら、感覚や肌の調子で自分に悪影響を与える食物がなんとなくわかると思います。
僕の個人的な感覚だと、コーヒーはOKなんですけどね。皆さんはいかがですか?
では、なぜコーヒーがアトピーに悪いのかまとめてみましょう。
コーヒーのデメリット
まずコーヒー豆に含まれているヒスタミン類似物質。これが痒みの原因となってアトピーを悪化させると言われています。
ただ僕の場合はコーヒーを飲んで痒みが増したという記憶や印象はそれほどないです。
各人の体質によるところが大きいのかもしれません。
次にカフェイン。
カフェインは眠気を吹き飛ばすことからもわかるとおり交感神経を活性化させますが、それが自律神経のバランスの乱れに繋がることがあるようです。
自律神経の乱れはアトピーを悪化させるので、あまり飲まないほうがいいのは確かなようです。
またカフェインには利尿作用があるためトイレの回数が増えます。
するとビタミンB群、ビタミンC、ミネラルなどアトピー患者に不足しがちな栄養素がさらに失われてしまうんだとか。
なのでカフェインを含む他の飲み物、紅茶、コーラ、ココアなども同様によくないってことになりますね。
またコーヒーに砂糖を入れて飲む人は糖質にも気をつけなければいけません。
糖質の取り過ぎは副腎に負担がかかり、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)の分泌に影響を与えます。
体内で作られる副腎皮質ホルモンの重要性は皮膚の疾患に悩むみなさんならご存じのことでしょう。
僕はホットコーヒーは砂糖なしで飲むのでこの点は問題ないですね。
以上がコーヒーのデメリットですが、実はいい点もありました。
ポリフェノールはアトピーに効く
コーヒーは赤ワインに匹敵するくらいのポリフェノールを含んでいるんです。
皮膚炎の回復を遅らせる活性酸素。その働きを抑制するのがポリフェノールです。
だから、アトピーの人はポリフェノールを多く含有する食物を積極的に摂り入れたほうがいいんですよね。
こうして見ると、カフェインの問題さえクリアすれば、ブラックコーヒーならむしろドンドン飲んだほうがいいということになります。
と言ってもコーヒーには胃酸の分泌を促す作用もあるので、むやみやたらに飲むのはやっぱりダメでしょうけど。
カフェインレスコーヒーなら飲んでも大丈夫
そこで目をつけたのがカフェインが入っていない「カフェインレスコーヒー」です。
たまにスタバで「エスプレッソ、デカフェ(カフェイン抜き)で」なんて注文してる奴を見ると、「チッ、意識高い系気取りかよ、カフェインが嫌ならコーヒー飲むな!」と心の中で思ってましたが、ついに自分もノンカフェインのコーヒーを飲む日がやって来てしまいました。
調べてみると思ったより多くの商品が販売されていて、割と手に入りやすいんですね。妊婦さんや授乳中の女性が好んで買われるみたいです。
僕は食事の後はレギュラーコーヒーを、仕事の合間にはインスタントコーヒーを飲んでいますが、どちらのカフェインレスコーヒーも近所のスーパーに売ってました。
レギュラーコーヒーは手軽なドリップパックを選びました
UCC おいしいカフェインレス ドリップコーヒー (7g×50P) 350g
インスタントコーヒーはこれです
クライス カフェインカットのおいしいコーヒー 100g
で、肝心の味のほうですが、香りについては遜色なし。味はカフェインレスはちょっと酸味が強いかなといった印象を受けました。
でもビールとノンアルコールビールほどの違いはありません。
言われなければカフェインレスコーヒーだとは気づかないでしょう。
これならカフェインレスで全然いけます。体に気兼ねすることなくコーヒーが飲めますよ。
目がさえることもないから夜も飲めていいですね。
貴重な楽しみが奪われずにすんでよかったです。
コーヒー好きの皆さんはカフェインレスコーヒーに切り替えてみてはいかがでしょうか。