ニンニクを食べたらアトピー性の湿疹が急激に良化した!
2017/08/09
疲労回復だけじゃない! 驚異のニンニクのパワー!
ここ一週間ほど毎日ニンニクを食べていたら、足にできていたニキビ状の湿疹が格段によくなりました。
生活改善により徐々に快方へと向かってはいたのですが、最近の良化の具合は特に顕著ですので、これはやはりニンニクのおかげだと思われます。
疲労回復や血液サラサラ効果などが注目され、健康番組で取り上げられることの多いニンニクですが、僕がニンニクを食べようと思ったのは、健康のためというより単純に食い気からでありました。
食事制限をしてるのでもう3ヶ月くらい、焼肉やラーメン、ギョーザ、パスタなどニンニクがガッツリ入った料理を食べていません。
和食ばかりも飽きてきたので、パンチの効いたニンニク風味も味わいたいと、サラダにニンニクチップスをまぶして食べたところ肌の状態がとてもよくなったんです。
さすがニンニクパワーは伊達じゃない、とあらためてその効果を見直した次第であります。
実際、ニンニクに含まれる栄養素がアトピーに有効だという科学的根拠もあり、肌の状態改善のためにニンニクを取り入れてみる価値は十分あると思われます。
そこで今回は、ニンニクの効能について勉強することにしましょう。
ニンニクの持つ栄養成分がすごい!
ニンニクはカルシウムなどの各種ミネラル、アミノ酸、ビタミン、脂質、食物繊維などをバランスよく含んだ、たいへん栄養価の高い食物です。
中でも注目すべきなのが、「アリシン」という化合物です。ニンニクのあの匂いの元が、まさにアリシンによるものなのですが、強力な殺菌、解毒作用と抗酸化作用があるので血管や細胞を傷つける活性酸素から体を守ってくれます。
また、アリシンには肝臓内にたまったコレステロールを排出するはたらきもあり、血中のコレステロールを低下させます。
これらの効能により、ニンニクには「血液サラサラ効果」があると言われるのです。
アトピー患者には血液ドロドロの人が多いそうですが、僕も血管に沿って湿疹が吹き出てるくらいですから、血液検査をするまでもなく、血が汚れていることはだいたい想像できました。
近ごろ湿疹が良化したのは、きっと血流がよくなったからなんでしょう。
さらに、ニンニクにはビタミンB1の吸収率を高めるはたらきがあります。ニンニクが疲労回復や滋養強壮に効くのはこのためです。
血行がよくなり冷え性が改善すること、抗菌・殺菌作用により有害物質を排除すること、そして疲労回復効果。これらが合わさって抵抗力と免疫力がアップするわけです。
ニンニクの摂取方法
このように体を元気にしてアトピーに打ち勝つパワーをくれるニンニク。肉料理に大量にぶち込んでスタミナアップを図りたいところですが、食事療法をしてるとそういうわけにもいきません。
油をたっぷり使ったステーキや餃子は我慢しなくちゃいけない日々ですからね。
そこで僕は、主にサラダにニンニクをまぶして食べています。
生のニンニクでもいいんですが、手軽に使える乾燥ニンニクが便利ですね。
アーモンドをあえたサラダに、ニンニクチップスとオリーブイルをふんだんにかけていただきます。
実際はアーモンドもニンニクチップスも細かく砕いて入れるんですが、写真上で見えやすいようにそのまま乗っけてます。
乾燥ニンニクは、そのまま食べると苦みや辛みがあるので、熱を通したほうがいいでしょう。フライパンで軽く煎るか、レンジでチンすればOKです。
かつてはガーリック味のスナック菓子なんかを好んで食べてましたが、このニンニクサラダで十分同じ満足感が得られます。はるかに健康的だし。
アーモンドは、肉断ちしてる僕にとって重要なタンパク源です。
野菜嫌いな人もアーモンドとニンニクがあれば、けっこうムシャムシャいけると思いますよ。おすすめです。
ニンニク摂取で気をつるけること
おいしくて精のつくニンニクですが、食べ過ぎるといろいろな副作用に見舞われることがあります。
まずは胃腸のトラブルです。
ニンニクの殺菌作用は腸の悪玉菌をやっつけるだけでなく、時には善玉菌まで死滅させて腸内環境を悪化させます。腸内環境の乱れは便秘や下痢の原因となり、ひいてはアトピー症状の悪化につながるので注意が必要です。
また空腹時に生ニンニクを食べ過ぎると、胃の粘膜を荒らしてしまい胃痛や胃もたれを引き起こすこともあります。
特に生ニンニクは胃腸に強い刺激を与えるので、なるべく火を通して食べたほうがいいです。
もちろん加熱したニンニクでも、過度に食べると同じことが生じるのでお気をつけください。
ニンニクの1日の摂取量は、生なら1片、加熱したもので2~3片程度がいいみたいですね。
それから、ニンニクはアレルゲンにもなりえます。
ニンニクを食べて、かゆみや蕁麻疹などの皮膚の異常、咳、くしゃみ、鼻水、腹痛、吐き気、頭痛、めまいなどの症状が出たかたは、一度検査を受けておいたほうがいいと思います。
ニンニクの匂い対策
ニンニクを食すうえで、どうしても避けて通れないのが匂いの問題ですね。
前日の夜に食べた「ニンニクたっぷりラーメン」の匂いが、次の日の昼になってもまだ残ってたりするのでやっかいです。
これをどうにかしないと、安心してニンニクを食べられません。
さっきも言ったとおり臭いの元になるのはアリシンという成分です。体内に入ったアリシンが血液と結合して全身を巡り、肺や胃を通して再び口からあの匂いを発生させるのだとか。
つまり歯磨きをしたってダメで、息の匂いを根本から抑えないといけないわけですね。
それにはどうしたらいいかっていうと、まず大切なのがニンニクを加熱調理して食べることです。アリシンの元となるアリナーゼという酵素が熱を加えると活性化しなくなるからです。
加熱したからといって、あの匂いが完全になくなるわけではありませんが、生のすりおろしニンニクなどに比べたらはるかに臭みが軽減します。
胃腸にも優しいことですし、ニンニクはやっぱ加熱して食べたほうがいいようですね。
それに加えて、ニンニク臭を抑えるものとしては、牛乳、緑茶、りんごなどを摂るのが効果的と言われています。
りんごはポリフェノールに消臭効果があるうえに、リンゴ酸にアリシンを分解する作用があるため特に有効らしいです。
ただ個人的に一番いいと思うのは、運動して汗をかくことですね。代謝を早めて汗と息からニンニク臭を排出しちゃう作戦です。
僕は昼食にしっかりニンニクを食べるのですが、夕方のウォーキングを終える頃にはほとんど匂わなくなっています(と思う)。
これが最も有効な方法だと思いますが、運動する余裕がない方はお風呂で大量に汗をかくという手もあります。その場合、ニンニクを消化してからでないと意味がないので、食後2~3時間してから入浴するようにしましょう。
まとめ
以上、ニンニクの栄養効果についてまとめました。
実は、ニンニクの持つ有効成分であるアリシンを肌から直接吸収させる「ニンニク風呂」がアトピー治療に効くという話もあるそうなんですが、こいつはまだ実行してないんですよね。
風呂中がニンニク臭くなってカミさんに怒られたりしたらイヤなんで…。
そのうち、妻が実家に帰ったときなどを見計らって試してみようと思います。その時はまた報告しますね。