大人アトピーの治し方ブログ

中年男が全身に出たひどい湿疹・蕁麻疹と格闘する様子を綴ります

アトピー治療に温泉は有効か?

温泉でアトピーが完治したって本当?


アトピー治療のために温泉を活用している人は結構多いようです。
ネット上では、温泉療法でアトピーが完治したなんて体験談もよく目にします。

日本には古来から温泉宿に長期滞在して療養する「湯治」という文化がありますからね。
神経痛、リウマチから糖尿病やガンまで、どんな病気も温泉に入ればよくなる気がしちゃうんですよね。

副作用がなく皮膚や体質を根本から変えることができそうなせいか、温泉療法は脱ステしてる人からの支持が特に大きいみたいです。

実際僕もこの春以降3回ほど温泉に行きましたが、その度に皮膚炎の状態がだいぶよくなりました。まあ一時的なものなんですが。

今回は温泉が実際アトピーの治療につながるのかどうか考えてみたいと思います。

温泉のメリット

まずは、温泉に入るとなぜアトピーが良化するのか、その理由と仕組みを整理してみましょう。

1 殺菌効果

アトピーによる炎症を起こしている皮膚には黄色ブドウ球菌が多く繁殖しています。
殺菌効果の高い酸性泉などに浸かると、黄色ブドウ球菌の増殖を抑えることができると考えられます。
ただし肌が弱ってる人にとっては、酸性泉の刺激が強すぎることもあるので注意が必要です。

2 保湿効果

アトピーの人は大半が乾燥肌。肌の保湿機能が低下していることが、炎症や湿疹の原因となっています。
温泉には皮膚の保湿力とバリア機能を高める効果があり、入浴により肌状態が改善が期待できます。

3 血行促進効果

アトピー患者には血行不良、手足の冷え、発汗作用の低下が多く見られます。
普通のお風呂もそうですが、特に温泉に入ると血管が拡張して血流がよくなります。
一時的にかゆみが生じることもあるものの、血流を良い状態に保つことは体全体の機能を活発にさせアトピーの改善に役立ちます。

4 リラックス効果

ストレス由来のアトピーを患っている人は、のんびり温泉に入ってリラックスすることで快方に向かうことも十分考えられます。
乱れた自律神経を整えることはアレルギー反応を抑えるのに有効です。

だいたいこんなところでしょうか。

逆に温泉に入ることによってアトピーの症状が悪化することもあるようです。温泉に入ることのリスクも挙げておきましょう。

温泉のデメリット

1 温泉の成分・温度が肌への刺激になる

各温泉によって含まれる成分には違いがありますが、当然肌に合わないこともあります。アトピーの人の肌はデリケートですからなおさらです。

また、お湯の温度が熱すぎて肌に負担をかけたり、かゆみが増して掻きむしってしまうことも。
健康な人でも湯あたりを起こすことがあるくらいなので、アトピーの人が温泉に浸かるときはよりいっそうの注意が必要です。

2 温泉にいる雑菌

多くの人が利用する温泉は雑菌が多く、それによりアトピー性皮膚炎が悪化するケースもあります。

また、源泉掛け流しでない循環式の温泉では雑菌を抑えるために多量の塩素が使用されており、塩素の酸化力によって細胞膜が破壊され皮膚がダメージを受けます。

スーパー銭湯に行った後に体から塩素臭がしばらく消えなかった、なんて経験は皆さんにもあるのではないでしょうか?
こういう温泉に入ったらむしろアトピーが悪化しちゃう可能性が大です。
我が家ではお風呂のお湯も塩素を除去しています。

結局、温泉治療の有効性は?

一口に温泉といっても、単純温泉、放射能泉、酸性泉、塩化物泉、炭酸水素泉、含鉄泉、硫黄泉、硫酸塩泉など様々で効能もそれぞれ違います。
どの温泉が自分に合うのか実際に入ってみないとわかりません。

しかも温泉療法は、最低1ヶ月くらい継続的に行わないと効果が実感できないのだとか。
自宅の近くに最適な温泉があればいいのですが、そうでなければ仕事や学校を休んで長期逗留するしかないですね。

こう考えると、温泉療法というのはかなりハードルが高いと言わざるをえません。
どんな治療法でもとりあえず試してみる僕ですが、さすがにこれは実践できないかなあ…。時間的にも金銭的にも。

なお、参考までにアトピーに効果があると評判の温泉をいくつか挙げておきますと、秋田県の玉川温泉と群馬県の草津温泉
書籍や雑誌で頻繁に取り上げられますし、ネットでの口コミ数もかなり多いです。

いずれも殺菌効果の高い酸性泉で皮膚疾患に効くことで有名ですが、かなり強いお湯ですので人によっては荒治療となるかもしれません。お試しの際はご注意ください。

現地まで足を運べないかたは入浴剤という手もありますよ。

日本一アトピーに効く温泉と言えばここ!

また、本当にアトピーに効果があると国からお墨付きをもらってる温泉もあります。

北海道の豊富温泉は多くの皮膚科医師が「アトピー性皮膚炎や乾癬に効く温泉」と認めており、症状が改善した患者さんが多数いるそうです。

そして豊富温泉の「ふれあいセンター」は、平成29年7月に温泉利用型健康増進施設に認定されました。
これは厚生労働省が効果的な温泉療養が可能であると認めた施設で、現在のところ全国に22か所のみ存在。施設の利用料金、施設までの往復交通費について、所得税の医療費控除を受けることが出来ます。金銭的負担がちょっとだけ軽くなりますね。

そんなにアトピーに有効ならぜひとも一度入浴してみたいと思ったのですが、地図を見たら北海道の最北端、稚内のすぐそばにありましたよ。さすがにこれは行けないなあ…。

豊富温泉HPより引用

でも、本当に効果があることは確かなので、お金と時間に余裕があるかたは訪れてみてはいかがでしょうか。
豊富温泉のホームページはこちら

ちなみになぜ豊富温泉がそんなに効くのかというと、この温泉は石油や天然ガスとともに湧出してくるため、かすかに油分が混ざっており、そこに含まれるタールが保温保湿効果や抗炎症作用をもたらすのだそうです。

まとめ

というわけで、近くに自分の肌に合った温泉があり毎日利用できる方は温泉療法を試す価値が大いにあるでしょうけど、たまに温泉に浸るだけならあまり意味がないと思います。

それならば、以前ご紹介した塩風呂のほうが継続的に実践できるのでおすすめですね。



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