大人アトピーの治し方ブログ

中年男が全身に出たひどい湿疹・蕁麻疹と格闘する様子を綴ります

アトピーの元凶は油! これをできるだけ排除してみた

2017/07/10

アトピーに最も悪影響を与えるのは油だ!


食事の見直しで行ったのは、肉を控えることと納豆を毎日食べること。それに油の摂り方に注意することです。
この3つを同時に始めてから、みるみるうちに湿疹が消えて肌の調子がよくなりました。
中でも油を避けたことが果たした役割が大きいように感じています。

これまでの食生活を振り返って、揚げ物や炒めものを人並み以上に食べてきたわけではないのですが、たぶん酒のつまみにしていたポテトチップス等のスナック類、これが悪かったんだと思います。

ほぼ毎日、寝る直前まで酒を飲みながら食べてましたからね。一時期酒を断っていたときでさえも、ノンアルコールビールと一緒にスナック菓子をつまんでたくらいですから、体に悪い油を相当溜めこんでいたことでしょう。

『油を断てばアトピーはここまで治る』

アトピーと植物油の関係については、永田良隆医学博士『油を断てばアトピーはここまで治る』(三笠書房)という本がたいへん参考になります。

下関市立中央病院の医師である永田博士は、油の摂取を制限する栄養学的なアプローチからアトピー患者の治療にあたっておられる方。1万人以上の臨床から実証された効果ですので信頼できます。

永田博士の考え方はいたってシンプル。
アトピーは植物油と動物性タンパク質の摂り過ぎが2大原因なので、まずこれらをできる範囲で制限する。また痒みが強い時などはステロイド剤も補佐的に使用する。

ざっくり言うとこうなります。実際の医療現場に立って患者さんと日々向き合っているだけあってとても現実的です。

毎日これら(植物油)を大量にとると、ちょうど換気扇に油汚れがこびりつくのと同じように、細胞膜に油の成分が蓄積していきます。それが体をアレルギー体質に変化させます。そうなると、少しの刺激にも過敏に反応するようになります。細胞膜に蓄積した植物油の成分、それがアレルギー体質の正体です。

また、必要以上にとり過ぎた植物油は体内からあふれ出し、皮脂腺を通して皮膚表面に排出されます。そして、これがかゆみ、湿疹の元になります。
『油を断てばアトピーはここまで治る』(三笠書房)p.26

このように永田博士はアトピーのメカニズムを説明します。
これはわかりやすいし納得もしやすいですね。
脂っこいものを食べた後に激しい痒みに襲われた経験は何度もあります。また、体内の毒素が肌から排出されるというのも、なんとなく頭にあったイメージと同じです。

「アトピーが治る食事」にすれば、あらゆる人が必ず完治すると永田博士は断言しておられます。植物油を減らす治療法、試す価値はあるんじゃないでしょうか。

なぜ油の摂り過ぎがアトピー悪化を招くのか?

『油を断てば…』には、油の種類やそれらの性質等に触れながら油がなぜ体に悪いのか、またどんな油を摂ればいいのか詳しく書いてありますが、引用すると長くなるし少々難しい話でもあるので、ごく簡単に説明いたします。

まず油は大きく3つに分けられます。
飽和脂肪酸不飽和脂肪酸トランス脂肪酸です。

トランス脂肪酸

こいつは論外。マーガリンショートニングに含まれる油でアメリカでも使用の禁止が決定されたくらいヤバいヤツです。
これぞまさに百害あって一利なし、様々な病気を引き起こす最悪の食べ物ですから、絶対に口にしないほうがいいです。
と言っても様々な食品に紛れ込んでいるので、全く摂らないようにするのは難しいんですけどね。

飽和脂肪酸

主として常温で固体のものを言います。バターラード肉の脂などですね。
トランス脂肪酸ほど悪くはないですが、アトピーの人にとっては悪影響を及ぼすことが多いので出来るだけ避けるようにしましょう。

不飽和脂肪酸

主として常温で液体の油です。
最も身近なサラダ油コーン油ごま油オリーブオイルなど植物性の油。また魚介類の脂もこれにあたります。
この不飽和脂肪酸がちょっとややこしい。
話を分かりやすくするために、アトピーに関連するところだけに絞ってお話しします。

不飽和脂肪酸はさらにオメガ9オメガ6、それにオメガ3に分けられます。

オメガ9

オリーブ油などのオレイン酸。体内で作ることができるので積極的に摂る必要はなし。

オメガ6

ごま油、大豆油などのリノール酸アラキドン酸。アレルギー反応を促進する。現代人は過剰摂取してるので、食べる量を減らしたい。

オメガ3

亜麻仁油、えごま油、魚の油などのαリノレン酸アレルギー反応を抑えてくれる良い油。不足しがちなので食べる量を増やしたい。

簡単にまとめると以上のような感じです。

オメガ6のリノール酸は人間に欠かせない必須脂肪酸なのですが、多くの食事や加工食品に含まれているため摂り過ぎになりがちです。
各脂肪酸のバランスが乱れるとアトピーに繋がると言われているので、オメガ6は制限し、反対にオメガ3の油を積極的に摂っていきたいところです。
オメガ6とオメガ3の比率を3:1か4:1くらいにするのが理想なんだとか。

以上を踏まえて、油との付き合い方を自分なりに考えてみました。

僕が実践してる油制限方法

・植物油を大量に使った料理、食品は食べない
揚げ物(トンカツ、てんぷら等)、マヨネーズ、ドレッシング、マーガリン、スナック菓子、チョコレート、パン、ドーナツ、フライドポテト、アイスクリーム、クッキー、ケーキ、ラーメンなど全部ダメ

・牛肉、豚肉、鶏肉などの高タンパク質でアラキドン酸を多く含むものを避ける

・野菜、にぼし、ワカメなどを多く食べる
αリノレン酸は野菜類や海藻類から摂取。合わせて亜麻仁油小さじ1杯を納豆にかけて毎日食べてます。EPAやDHAは魚類(アジ・イワシなどの青魚)に多く含まれているので、にぼしも毎日欠かさず摂取。

以上のことを実践すれば悪い油を可能な限り減らせて、良い油だけ摂取できます。

結構制限が多くて食事の楽しみが失われてるように見えるかもしれませんが、僕は和食が好きなので全然大丈夫です。
酒のつまみもスナック菓子はきっぱりやめて納豆やにぼしに切り替えました。

一日のメニュー例はこんな感じです。

朝食
ご飯、豆腐とネギの味噌汁、海苔

昼食
わかめそば

夕食
寿司
生キャベツ+うま味噌だれ
納豆キムチ

夕食のメインディッシュは日によって焼き魚にしたり煮物にしたり。
油をほとんど使わない料理で十分満足できますよ。

『油を断てば…』では食事療法の具体的なプログラムが提示してあるので、参考になります。
ただ、患者さんが無理なく継続できるように、症状によっては油の多い料理も食べていいとしてありますが、僕の意見としては、まずは1週間でいいので油をキッパリと断つほうがいいと思います。

マジでびっくりするほど効果がありますから!
一週間後に皮膚の炎症が大幅に改善しているのを目の当たりにすると、これまで食べてた揚げ物やスナック菓子がいかに有害なものだったのかはっきりわかります。
もう油にまみれた食べ物は口にしたくなくなりますよ。

でも永田博士によれば、そのうちアトピーがよくなった暁には多少なら油っこいものも食べていいんだそうです。
一生揚げ物が食べられないわけじゃないので、ここは一先ず頑張って体内のいらない脂を抜いちゃいましょう。
それほど難しくなく、効果は絶大ですよ。

-アトピーと腸内環境改善, 治療のためにしたこと
-