大人アトピーの治し方ブログ

中年男が全身に出たひどい湿疹・蕁麻疹と格闘する様子を綴ります

アトピー性皮膚炎とペットの関係

ペットはアトピーを悪化させるのか?


アトピー性皮膚炎を発症する原因には主に「遺伝的要素」と「生活環境」の2つがあるとされています。

「生活環境」とは、「ハウスダスト」や「強いストレス」、「生活スタイルの乱れ」などがその代表的なものですが、加えて「ペットによるアレルギー」という要因も挙げられています。

実は我が家でも猫を飼ってるんですよ。もう7年になりますかね。

2年くらい前からアトピー性の湿疹が出るようになったんですけど、それ以前の5年間はアレルギー症状などは一切なかったので、自身のアトピーに関してはペットの飼育とは無関係だったと思われます。

ま、僕が大人アトピーになった要因のほぼ全ては「食生活の乱れ」、これに尽きるんですけどね。これまで動物に触ってじん麻疹が出たとか、息苦しくなって咳が出たなんて経験は一度もないですし。

ただ、自分のことはおいとくとしても、ペットを飼うこととアトピーに相関関係があることは事実。
今回は、ペットの飼育がどのようにアトピー性皮膚炎発症へと繋がるのか、その流れについて調べてみました。

また、アトピーを患っている人は絶対にペットを飼っちゃいけないのか、という点も考えていきたいと思います。

ペットを飼うことがアトピー発症のきっかけになる?

「ペットを飼うと必ずアトピー性皮膚炎になる」というわけではありません。
ただし、発症の引き金になる可能性はあります。

一番の原因となるのはやはり「ペットの毛」です。
犬や猫を始めとするペットの毛には、ほこりや雑菌、はがれおちた皮膚であるフケ等が付着しています。ウサギやハムスターなども同様。

ペットの毛は非常に細いので、肉眼で1本1本を見つけて除去するのは困難です。
また、室内でペットを飼っている場合、掃除機を毎日きちんとかけていても、抜け落ちた毛を部屋から完全になくすことはできません。

そのため、ペットの抜け毛を気付かないうちに体内に取り入れてしまうことは思う以上によくあります。

で、ペットの毛およびそれに付着している物質には、人の体内でアレルギー反応を引き起こす「アレルゲン」が少なくないんです。これが問題なんですよね。

大抵の場合、ペット飼い始めた当初はすぐにアレルギー反応は出ないかもしれません。
しかし時間の経過とともに体内のアレルゲンが蓄積していき、やがてアトピー性皮膚炎を引き起こすことに繋がります。

ちょうど、花粉を敵と見なした抗体が体内で蓄積され、あるレベルに達すると突然アレルギー反応を起こすのと同じように。

ダニやノミも危ない

ペットの体に付着しているダニやノミがアトピー発症の原因となることもあります。
ダニやノミはアレルゲン物質を媒介しているだけでなく、その死骸自体もアレルゲンに分類されています。

ペットに付着して室内に入り込んだダニがカーペットやソファなどで繁殖し、ハウスダストと一緒になって体内に侵入してくるんですよね。

ですから、ペットを外で飼っている場合や毎日外で散歩させている場合には、ダニやノミが付着しないよう注意が必要です。

ペット飼育がアトピーの発症・悪化に繋がるその他のケース

動物アレルギーの人は、動物の毛に触れているだけでもアレルギー反応が出て、患部が赤く腫れあがることがあります。
また、ペットの唾液に含まれる成分が皮膚にかゆみや蕁麻疹を生じさせることもあります。

肌が健康な状態の人でも動物由来のアレルゲンによって皮膚トラブルが起こるのですから、アトピー肌でバリア機能が低下している人はより一層気を付けなければいけません。

アトピーの人がペットに舐められた場合は、すぐに該当箇所を洗い流すようしましょう。

また、ペットの排泄物もアトピーの発症や悪化を引き起こす原因となります。

室内でペットを飼っている人の場合、大抵は専用のトイレスペースで用を足すようにしつけをされてることと思います。

しかし、排泄後に糞尿をちょっとの間放置しておいただけでも、排泄物は乾燥して空気中へ飛散してしまいます。

この飛散した物質がアトピー性皮膚炎の患部に付着したり、口を通して体内に入ったりすると、ヒスタミンの産生を刺激することになりアレルギー反応へとつながります。

トイレ用シートやトイレ用の砂は基本的に「排泄物の匂いを漏らさない」という目的で作られており、雑菌の繁殖や空気中へのアレルゲン物質飛散を抑制する機能はそれほど考慮されていないんですよね。

ペットを飼ってもアトピーを悪化させない方法

アトピー性皮膚炎を患っているものの、「どうしてもペットを飼いたい」「ペットのいない生活は考えられない」という人は、どうすればいいでしょうか?

一番いいのはアレルゲンを持たない動物を飼うことです。カメとか熱帯魚とか。

いやいや、そういうんじゃないの! もっとモフモフしたかわいいのが飼いたいの!

そうおっしゃるかたは、仕方がないですね…、犬や猫の中でも比較的抜け毛が少なくアレルギー症状が出にくいものをペットにしてはいかがでしょう?

我が家で飼ってるのはロシアンブルーという種類の猫なんですが、割と抜け毛が少ないほうだと言われています。まあ、それでも体毛が生え変わる時期にはそこらじゅう毛だらけになるんですが。

猫ならシャム猫やブリティッシュショートヘアー、犬ならトイ・プードルやマルチーズなんかが抜け毛の量が少なく、アトピーの症状が悪化するリスクが若干軽減されます。

とは言うものの、現在アトピー性皮膚炎に悩まされてる人が新たにペットを飼い始めることはおすすめできませんね。症状が落ち着いて、自らアトピーをコントロールできるようになってから考えたほうがいいでしょう。

ペットでアトピーを悪化させない3つのポイント

すでにペットを飼っているかたは、健康を守ってアトピーを悪化させないために以下の3点に注意してください。

まずは「こまめな掃除」です。

わたしたち人間と同様、犬や猫の体からは毎日大量の抜け毛が発生しますし、体毛がほとんどないタイプのペットであっても、皮膚の新陳代謝に伴ってフケが落ちていきます。

小まめに部屋の掃除をするとともに、定期的にシャンプーやブラッシングをしてペットを衛生的な状態に保ってあげるようにしましょう。ノミ・ダニが寄生しないよう必要な薬を与えることもお忘れなく。

最近はペットのフケや抜け毛を抑えるのに有効な栄養素としてオメガ3が注目されており、DHAやEPA、それにα-リノレン酸が配合されたペットフードなんかも販売されています。



オメガ3といえば、当サイトでもアトピー治療に効果があるからどんどん摂ろうと常に申し上げておりますが、動物の健康維持にも役立つんですね。

オメガ3に関する記事はこちらです。

2つ目のポイントは「手洗いの徹底」です。
ペットの体にはアレルゲン物質が付着している、という意識を常に持って行動することが大切。ペットを触った後には必ず石鹸で手を洗う習慣をつけましょう。

飛散したアレルゲンを吸い込むこともあるので、あわせてうがいも小まめに行うとより効果的です。

ただしアレルギー症状がひどい時などは、やはりペットと触れ合うこと自体を控えるべきですね。

3つ目のポイントは「生活環境を整えること」です。

動物の排泄用スペースは、できればリビングなどの生活スペースから離したいところ。ペット専用の部屋などがあれば、必要なとき以外はアレルゲンに接触せずにすみます。
それが無理なら、空気清浄機を活用するといいですよ。

ペットの飼育はアトピーにはリスクとなる部分が大きいですが、適切な対策をとれば皮膚への影響を問題ない程度にまで抑えることが可能です。
ペットは癒しやストレス解消に繋がり、その点ではアトピーの症状改善が期待できますから、正しい知識を身に着け上手に付き合っていきたいですね。

-治療のためにしたこと
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