大人アトピーの治し方ブログ

中年男が全身に出たひどい湿疹・蕁麻疹と格闘する様子を綴ります

禁煙したのにアトピーが良化しなかった理由は?

2017/09/15

タバコをやめるだけでは足りないのか?


下記の記事に書いたとおり、アトピー性の皮膚炎を発症してから、割と早い段階で行った対策が禁煙でした。


もっともその当時は、自分がアトピーとは思ってませんでしたけどね。
湿疹の原因がわからないので、とりあえず万病の元である煙草をやめとこうと思っただけです。

長年の相棒に別れをつげるわけですから、自分としても一大決心だったのですが、その割に効果はうすく、禁煙してから半年ちかく肌の状態が悪いままでした。

吸いたくなる誘惑を払いのけながら必死に禁煙してるのに、なんで湿疹が消えないんだよお!
結果が出ないことに、かなりイライラしましたが、でも今ならその理由が明確にわかります。

禁煙と合わせて、やらなくてはいけないことがあったんですよねえ…。

そこで今回は、禁煙したのにアトピーが良化しないのはなぜか、自分の体験を例にして解説したいと思います。

タバコはアトピーを悪化させる

百害あって一利なしと言われる煙草ですが、まず最初に、喫煙がアトピーにあたえる悪い影響にどんなものがあるか整理してみます。

煙に含まれる有害物質がアトピー悪化の原因に

煙草の煙には200種類にもおよぶ各種有害物質が含まれているそうです。
それら化学物質が、皮膚に直接作用して痒みや炎症をおこします。
また喫煙により有害物質を毎日とりつづけた場合、平均寿命が10歳以上短くなると言われています。

煙草は活性酸素を発生させる

煙草を吸うと体内に活性酸素が大量に発生します。
活性酸素によって細胞が酸化すると、栄養分の吸収や老廃物の排出機能が衰えて、肌の再生力が弱まってしまいます。

アトピーじゃない人も、煙草を吸いすぎたら肌荒れやニキビが出たりしますもんね。
肌のターンオーバーがうまくいってないアトピーの人は、喫煙によって肌の状態がますます悪化する可能性が大です。

煙草が腸内環境を悪化させる

喫煙により腸の血流が悪化し、はたらきが悪くなると腸内フローラの多様性が失われると言われています。
腸内環境の乱れはアトピーの悪化に直結するので、やはり煙草はやめたほうがいいですね。

僕もそうですが、「禁煙して太った」という人が多いのは、煙草をやめたことにより腸内フローラが整い、食べ物の吸収がよくなったからだとチューリッヒ大学の研究チームが発表しています。
禁煙して体重が増えることは、体にとってはよいことなんですね。

喫煙によりビオチン不足が生じる

ビオチンとは、糖質、脂質、たんぱく質の代謝を助けるビタミンBの一種で、皮膚や髪の毛の生成に欠かせません。
皮膚の炎症を起こすヒスタミンの排出を促すはたらきもあるので、アトピーの治療にも用いられます。
しかしビオチンが、煙草に含まれる有害物質の処理に消費されると、ビオチン不足を招いて結果的に皮膚の炎症等につながります。

禁煙してもアトピーがよくならなかった理由

見てきたとおり、煙草がアトピーに悪い影響を与えることは明らかです。

で、これらの元凶を取り除いたのだから、ふつうは肌の状態がよくなりそうなもんですが、実際はそうならなかったんです。
その理由を自分なりに考えてみました。

コーヒーの量が増えた

自分にとっての最大の嗜好品を失ってしまったので、それに代わるものとしてコーヒーを立て続けに飲むようになりました。

元々好きでよく飲んでたのがさらに増えて、毎日6~7杯に量が増えましたね。

コーヒーのデメリットに関してはこちらの記事で書いてますが、簡単におさらいしますと、まずコーヒーに含まれるヒスタミン類似物質。これがかゆみをもたらします。
さらにカフェインが、自律神経を乱し免疫機能を低下させます。
カフェインには胃酸の分泌を促す作用もあり、飲みすぎると胃腸が荒れることにつながります。

それに、淹れてから時間がたったコーヒーは、油分が酸化脂質になってアトピーの症状を悪化させる原因になるので注意が必要です。

あと、コーヒーにミルクや砂糖を入れるのもよくないですね。
コーヒーフレッシュは植物油脂と水に乳化剤を混ぜただけのもので、ミルクなど一滴も入ってません。
じゃあ普通のミルクならいいかというと、牛乳もアトピーの人ににとっては高リスクの飲み物です。


禁煙を始めてすぐの頃は、ミルクたっぷりのコーヒーをガブ飲みして健康になった気分でいましたが、今思えばアトピーをひたすら悪化させてたんですね。

チョコレートを食べる習慣ができた

おまけに、コーヒーのお供にチョコレートを食べる習慣まで新たにできちゃいました。
それまでチョコなんてめったに食べなかったのに、ポリフェノールは健康によく、ブドウ糖は脳を活性化するなんて売り文句を信じて、毎日食べてました。

言うまでもありませんが、チョコレートに大量に含まれる植物油と砂糖、それに脂肪はアトピーにとっての三大悪です。
せっかく煙草をやめたのに、チョコレートを食べてたのでは、アトピーがよくなるわけありません。

四六時中ガムを噛んでた

また煙草が吸えない口寂しさを紛らすために、ガムも利用しました。

煙草が欲しくなるたびに、とりあえずガムを噛むといった感じで、ボトルガムが2~3日で空になってましたね。
でも近頃のガムって、ほぼ例外なくキシリトールや人工甘味料が入ってるため、多く食べるとすぐに腹がゆるくなってしまいます。

食品添加物もアトピーに悪影響を与えますから、ガムの食べ過ぎもよくなかったですね。
とはいえ、腹を下すようになってからは、ガムを噛んで出た唾液は飲み込まずに吐き出してましたから、有害な甘味料等はそんなには体に入れてないはずですけど。

その他の食習慣を全く見直さなかった

あの頃は、禁酒と禁煙に全精力を傾けており、それ以外の食生活は全く変えませんでした。
そういうことが必要だという知識もありませんでしたし。

揚げ物もポテチもカップ麺も、毎日好きなように食べていたんですからアトピーが良化するわけないですよね。
むしろ、煙草をやめたせいで食欲がわき、体にとって有害なものを食べる量が増えたかもしれません。

かくして、禁煙したにもかかわらず症状の改善が見られないまま、いたずらに時が過ぎて行ったのでありました。
肌の状態が劇的によくなったのは、「油断ち」を実行してからですね。

まとめ

本気でアトピー治療に取り組むなら、煙草は絶対にやめたほうがいいと思います。
腸内環境を悪化させるという点では、煙草がアトピーの原因になったと言えなくもないでしょう。
でも原因の一つを取りのぞいても、完治するとはかぎらないのがアトピーの大きな特徴。

煙草をやめるなら、食習慣の見直しも同時に行うことが大切です。
禁煙にあわせて、和食中心の健康的な食事にシフトすることをおすすめします。

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