大人アトピーの治し方ブログ

中年男が全身に出たひどい湿疹・蕁麻疹と格闘する様子を綴ります

水道水の塩素はアトピーにとって危険?

2017/07/10

やっぱミネラルウォーターを飲んだほうがいい?


アトピー治療のアプローチとして、飲み水を変えるという方法もよく推奨されます。
水道水に含まれる塩素がアトピーの原因なので飲まないほうがいいと。
昔と比べたら水道の水もずいぶんおいしくなったと思うのですが、やっぱり体にはよくないんですかね?

水道水有害説を唱える人たちの主張は、「全国の水道水に塩素が投入され始めた昭和30年代からアトピー患者が増えだした。だからアトピーと水道水には因果関係がある」というもの。

データを見ると確かにそうのとおりなのですが、でもそれをいったら戦後に日本人に広まった食習慣は全部アトピーと関係してることになりますよね。
パンもカレーも餃子もトマトもレタスも白菜も全部疑わなくちゃいけません。

だからことさらに水道水だけを悪者扱いするのはどうかと思います。
ただ、塩素自体は確かに体にいいものではないし、世界的にみて日本の水道水の残留塩素が高いのも事実。
アトピーに何らかの影響を与えてる可能性はあります。

実を言うと経験上思い当たるところがありまして、去年の夏ごろなんですが、水道水をやたらと飲みまくってたんです。

常々申しておりますように二十年来の痛風持ちのもんで、尿酸値が高いことに頭を悩ませていたところ、「毎日3Lの水を飲めば尿酸が排出できる」というネット情報を目にして、これを律儀に実践してたんです。

デカい2本のペットボトルに水道水を入れて冷蔵庫に冷やしておき、こまめに飲んでは毎日それを空にしてました。
その結果、尿酸値がほんの少し下がりましたが、その頃は湿疹がかなり悪い状態のまま推移してたので、ひょっとしたら水道水の塩素が悪影響を及ぼしてたのかもしれません。

今思えば水道水のガブ飲みは胃腸が冷えるし、大事なミネラルも失うしでいいことがなかったと思っております。

水道水の残留塩素がアトピーに与える悪影響

水道水に塩素が含まれている理由は、もちろん消毒のためです。
塩素が大腸菌をはじめとする様々なウイルスを殺菌してくれるおかげで、私たちは毎日安心して水道の水を直接飲むことができます。
しかしその代わりに、たえず塩素を体に取り入れねばならなくなりました。

では具体的に、塩素のなにが体に悪いのでしょうか?

塩素がタンパク質やビタミン、腸内細菌を破壊する

塩素は有害な細菌を死滅させますが、同時に私たちの身体のタンパク質もを破壊する作用も持っています。
長時間水仕事をすると手が荒れることがありますよね。これは水道水の残留塩素が肌のバリア機能を低下させ、肌の角質層が傷ついてしまうからです。

また、塩素が直接腸内細菌を死滅さえることはないようですが、水道水によって胃腸の粘膜が荒れ、腸内細菌のバランスが崩れて免疫異常が起きることがあります。

水道水の活性酸素がアトピーを悪化させる

塩素は活性酸素を発生させることによって有害な菌を殺しています。ですので、水道水には活性酸素が多く含まれています。

活性酸素は、本来なら免疫機能の一環として有害な物質を退治してくれるのですが、その量が必要以上に増えるとウイルスだけでなく自分の細胞まで破壊して炎症を起こします。

健康な人なら無害な水道水も、腸内環境が乱れていて免疫力も低下しているアトピーの人には症状悪化の原因になっている可能性も大いにあるので、やっぱり塩素は除去したほうがいいような気がしますね。

あと水道水には、トリハロメタンなどの発がん性物質も微量ながら含まれています。
ネット上では、「トリハロメタンを除去するには10分~15分煮沸しないといけない」みたいな記述がよく見られますが、それはひと昔前の話で、現在はオゾン処理や活性炭処理などによってトリハロメタンの量はほぼ問題ない量まで減っているそうです。

残留塩素とアトピーの関係

残留塩素とアトピーの関係については、こちらの茨城の皮膚科先生の説明が分かりやすくて納得できました。
ステロイドに頼らず、食事の改善や水道水の脱塩素指導によりアトピーを治療しているお医者さんです。

水道法によると、蛇口からの残留塩素は0.1ppm以上となっていますが、その上限は設定されていないのです。ちなみに、プールの塩素濃度は0.4ppm~1ppmとの規定が あります。
 私が、患者さん宅の水道水を調べたところ、東京太田区1.5ppm、川崎、横浜0.8~1.2ppm、茨城県南部では0.2~0.7ppmとの数値を得ました。つまり、半数近くが、プールの水以上の塩素が混入した水道水を使用しているということです。また、都市部ほど塩素濃度は高くなっており、アトピー性皮膚炎が都市部に多いのと一致します。
引用元:鶴町皮膚科クリニック http://www.tins.ne.jp/~tsuru/atopy/factor.html#02

東京をはじめとする都市部にアトピーの子どもが多い要因として、大気中の化学物質や自然界の多様な微生物に触れる機会の少なさなど、様々な説が唱えられていますが、水道水の残留塩素というのもその一因なのかもしれません。

というわけで僕なりの結論としては、「水道水を飲まないからといってアトピーがよくなるとは限らないが、塩素を取り込まないにこしたことはない」と、こうなりますね。

ちなみに、僕が住んでる市の平成28年度の残留塩素を調べてみたら0.36ppm~0.45ppmでした。都会に比べたらだいぶマシですね。

各地の水道局では水質検査の結果を公表してるはずですので、皆さんも地元の水質を一度チェックしてみてはいかがでしょう?

水道水の塩素をとらないために

では、水道水に含まれる塩素を体内に取り込まないようにするには、どんな方法があるでしょうか?

一番確実なのは水道水を一切飲まないことですね。
市販のミネラルウォーターを買ってきたり、自宅にウォーターサーバーを設置して飲み水とすれば間違いありません。

しかし結構コストがかかりますよね。最近はかなり格安なものがあるとはいえ、毎月数千円~数万円の負担になります。
ここはひとつ水道水から塩素を除去する方法を考えたいところです。

煮沸する

昔からよくあるのが、水道水を沸騰させてカルキ臭を抜く方法です。
たしかに塩素は除去できて臭みもなくなりますが、水の中の酸素(溶存酸素)やカルシウムも失われてしまい、まずい水になってしまいます。
それにいちいちお湯を沸かすというのも面倒ですよね。

なお、塩素を取り払ってしまった水は消毒効果がなくなるので、冷蔵庫で保存したうえ数日以内に飲んでしまうようにしましょう

汲み置きする

沸騰させなくとも、水道水を放置しておけば塩素は自然に減少していきます。
金魚の水のカルキをこうして抜いてるかたも多いことでしょう。
飲料用の水も、日光の当たる場所に半日も置いておけば塩素が除去できます。

木炭や竹炭を入れる

炭には小さな穴が無数にあいていて、周囲の臭い物質や不純物を吸着して綺麗にする作用があります。
バーベキューなどで用いる木炭を煮沸消毒したうえに天日で乾燥させて利用してもいいですし、パックに入った浄水用の木炭も数百円で売られています。


何度か利用した後は、水で洗って日光で乾かせば繰り返して使えるので、経済的でもありますね。
僕もさっそく木炭を買いに行こうとしたのですが、もっといい方法がありました。

ビタミンC(L-アスコルビン酸)を加える

水道水にビタミンCを入れると中和されて塩素が抜けます。だからレモン汁を加えてもいいわけですが、市販の「L-アスコルビン酸」が手軽です。
L-アスコルビン酸というのはビタミンCの別名で、薬局などで安価で購入できます。


これの利点はお風呂のお湯にも利用できるということ。
お湯をはったお風呂にたった1~2g入れるだけで、塩素フリーのまろやかなお湯にしてくれるんです。
もちろん湯船に木炭を浮かべても同じ効果が得られるのですが、炭が大量に必要ですし、カビないように乾かしたりするのが少々面倒なんですよ。

アスコルビン酸なら、お風呂に一さじ入れるだけ。飲料用のペットボトルなら、ほんのひとつまみだけでOKです。
僕は通販で250g700円のものを購入しましたが、これで数万リットルの塩素を中和できる計算。なんというコスパの良さ!

これでフトコロ具合を気にすることなく、綺麗な水を存分に使えます。塩素は肌にも直接刺激を与えるので、体の外からの塩素ケアも大切です。
よい水に変えたことにより、腸内環境や皮膚の炎症がどう変化するのか観察していきたいと思います。

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